よくある志望動機は避けたほうが良い

介護業界の面接時に志望者が口にする志望動機には、そう多くのパターンがあるわけではない。
だいたい数種類に分類ができるので、面接官もうんざりしているケースが多いのだ。
最も多いのが人の役に立つ仕事がしたいというものである。
確かにこれならマイナスな印象を与えることがないし、実際に介護職は直接利用者とコミュニケーションを取っていけるので人の役に立っている実感は強い。
介護職の一番の売りと言ってもいい部分なので、不自然さはまったくない。
しかし、あまりにも多い志望動機になるため、できれば回避をしておくのが望ましい。

そもそも、多くの仕事は直接的ではないにしても、何かしら人の役に立っているものなのだ。
人の役に立ちたいなら、何も介護職を選ぶ必要もない。
そうした突っ込みどころもあるので、何も思い浮かばなかったときに残しておくのが望ましい。
中高年の方で介護の世界に入ってくる人たちは、親の介護を経験して興味を持ったというケースが多い。
確かに実際に介護をしてみての感想なのでこれも悪くはない。
中高年だということを逆に武器にできている点も素晴らしい。

しかし、この志望動機もやはり数が多いのでまたかと思われる確率は高くなるだろう。
充実した福利厚生などに魅力を感じたという人も多い。
確かに給料自体はそれほど高くはないが、福利厚生はしっかりしているのが介護業界の魅力だ。
育児休業も比較的取りやすいので、その点に魅力を感じたというのは悪いことではない。
ただ、もっと他の人が言わないであろう独創的な志望動機があれば合格はしやすくなるはずだ。